エコ炭・J-クレジット認証へむけて

6月末。J-クレジット制度「バイオ炭の農地施用」認証を目指す弊社のバイオ炭<エコ炭>(商品名)の、林産試験場による工業分析が始まりました。

1日目:曇天で時おりポツポツと雨も降るなかの製炭
<エコ炭>
間伐材の<エコ炭>

 間伐は、健康な森林の成長や生態系維持のために必要な作業です。弊社では、その過程で生じる間伐材の製炭もしています。

 積極的な使いようがなかった”間伐材”は、伐採したまま放置すると微生物に分解され二酸化炭素が放出されてしまいますが、製炭することで木材の中にあった炭素を炭化前の状態より減らしその中に固定でき、また、農地などの土壌改良や生活の中での熱源など様々な用途で利活用する場面が増えます。

 林産試験場による試験の先にある「バイオ炭の農地施用」は、炭素を土壌に貯留することで、大気中の二酸化炭素の排出削減を目指す”脱炭素社会の実現”にむけて大いに貢献できることになります。

 J-クレジット制度でバイオ炭を農地施用するには、条件をクリアした品質のもののみ認められますので、今回の工業分析は弊社にとってとても重要な機会です。

 
 私たちの製炭炉は、導入から1年ほどですが製炭担当スタッフも今では手際よく作業にあたっています。また、炭に関わる福祉就労の場も担っています。
 視察・見学などの準備も始めました。興味のある方は、まずは、お問合せください。

前回来訪の様子👉2022年12月投稿

2日目:いよいよ炭の計測が始まります
2日目:重さを計測しています
間伐材:細い枝もバイオ炭に利用します